建築探訪in京都 隠れ名所
こんにちは。CADオペレーターの池田です。
先日、親戚の住む京都へ行ってまいりました。
宇治市の家から近くの黄檗(おうばく)という所に、
『萬福寺』というお寺があります。
こちらは、観光客も少なくゆっくり拝観できるお寺です。
『萬福寺』は黄檗宗の総本山。
1661年に中国明朝時代の臨済宗を代表する僧
隠元隆琦(いんげんりゅうき)禅師が日本からの度重なる招請に応じ
宇治黄檗の地へ来朝した際、宗派を黄檗宗と改宗して、開宗したそうです。
萬福寺の伽藍建築・文化などはすべて中国の明朝様式だそうです。
天王殿にはまず、にやにや顔の金の布袋様がでーんと祀られ、
奥に入ると、2m超えの四天王が圧巻の出で立ちでそびえ、
ふと振り返ると、まさかの『韋駄天』が布袋様の後ろで睨みを利かせていた…!
という、ヒヤヒヤフルコースが味わえます。
さらに奥の大雄寶殿には、本尊の釈迦如来座像の他、十八羅漢像
が安置されています。十八羅漢像の中に、
ラゴラ尊者という方の像がいらっしゃるのですが、
こちらはお腹の皮をぺろりと剥がしたら、中にお釈迦様のお顔が!!
という衝撃の像です。因みにこちらは顔はめパネルになってます。
誰でもお釈迦様のポジションに納まることのできるありがたいパネルですので、
ここは羞恥心を捨て、積極的にはめていくのがポイントです。
大人でもしっかりはまるサイズですので一度顔をはめにいらしてください。
こちらは、何と言っても文化財の撮影が禁止ではないところが驚きです。
※訪問現在です。訪問の際はお寺に確認してください。
三脚等は迷惑になるのでダメらしいですが。。。
拝観料¥500で、広大な境内に中国明朝様式の建物、立派な仏像などが楽しめる
お得なお寺ですので、ぜひ一度足を運んでみてください。